みんなの黒歴史ノート 『 講座2 東京都モリモリさんの場合 』


 黒歴史ノートの代表ジャンルとして漫画が上位に上げられるのではないだろうか。周りに漫画やアニメが溢れている影響か学校でオリジナルまたはパロディ漫画を描いていた人は僕の記憶の中だけでもかなり多い。ちなみに僕は手の無いマリオと星のカービィのカービィが活躍する冒険漫画とドラクエ系の漫画を描いてました(処分済み)。僕の学校はそのオリジナル漫画を友達同士で交換していて一つのコミュニケーションツールとなっていた。

みんなの黒歴史ノートシリーズの最初に紹介するのはやはり代表格の漫画からにしたいと思う。

東京都在住のモリモリさんの小学生から予備校までの大作の数々を紹介したいと思います。



小学生時代編

『三国志』(1997)
諸葛孔明伝の影響を受け描いたオマージュ作品。本人は絵が汚い字が汚いとと言ってますが、面白いものを描きたい!とにかく描きたいという自作への執着はすでに感じます。

『ポケモン』(1999)
一目でウケます!この小学生のノリと表現。血が吹き出れば
とりあえず斬新という段階ですね。

『俺の夢は甲子園』(1999)
急にスポコンマン漫画!タイトルがすごく中二病ぽくて面白いです。タイトルの熱量の割に甲子園の「甲」の字が間違っているという小学生らしい鉄板ネタのボケが完成されています。

『パニックホーム』(2002)
パニックホーム....パニックルーム...あの大ヒット映画「パニックルーム」の知略戦に惹かれモリモリさんが描いた中学生の作品。知性という新たな提案を作品にぶつけたようです。ストーリーは企業の超重要ディスクを隠したパニックホームに盗人が忍び込むという話。

中学生時代編

『NASUNOYOICHI』(2002)

『ブルードラゴン』(2002)

『カードマスター クリくん』(2002)

『覆面レスラー ~輝~』(2002)

『湖に出る幽霊』(2003)

高校時代編


『ポーの拳』(2003)

『言葉の部』(2004)
何か真摯に向き合おうとした時にこういうタイプの作品が出てくるのかもしれない。結構ぼくはこれが見てみたい。独りでこっそりと。

『バルセロナ』(2005)
バルセロナ!?モリモリさんいわく自作漫画の中での一番の怪作。大学か高校の時にこういったアングラにシフトしてゆくのはやはり運命なのでしょうか。

『人間競馬』(2005)
タイトルからしてこの無意味感とノリの良さ好きです。
男性が馬で女性が騎手となり繰り広げられるスプリントレース。巡り巡る男女関係とかも描かれているのだろうか。

『ナンセンス』(2006)

漫画家丸尾末広の作品との出会いで衝撃を受け、自作漫画にもその影響が出始めたようです。



『イノセントドリーム  〜決闘でござる!の巻き〜』(2006)
先ほど書いた丸尾末広の影響下にあった時の作品。自分分析だと当時意味の無いものがカッコいいと思っていた節があったという。分かります!

『僕たちの九回裏』(2006)
うまい。でも良い子の世紀末漫画?

予備校時代編

『絵師物語』(2007)
絵から物語に移った時代。

『9』(2007)


『都市伝説』(2007)
一瞬、進撃の巨人のオマージュかと思ったら純粋に怖い話シリーズ。この犬少女迫力あります。作者本人が怖い話が恐くて、その恐怖心を和らげるために描いた作品らしいです。


『ごんぎつね』(2008)

こうやって見ると小学生から高校生、予備校へと歴史の変遷が分かります。しかしこの物量と作品ジャンルすごいです。ここに紹介しているのはほんの一部で黒歴史大解放。モリモリの落書き漫画ヒストリー(前編)にはまだ多く紹介されています。今までネット上で探していた中で一番のクオリティとオーラでした。いろいろ探索してみようと思ったきっかけもモリモリさんの作品との出会いからでした。まだまだ世にはおもしろいものが埋もれているのかもしれないと。

後、弱っちい発言をすると現在進行形で黒歴史ノートを描いてる僕が常に感じるのは孤独感です。そんなの耐えろと言われればそれまでなのですが...ただ孤独ではないんだと思えればやはり心の救いになります。

モリモリさんや他に取材した人達のノートを見ると僕も頑張らねばと背中を押された気分です。この黒歴史ノートと言う暗闇の中だからこそ小さな光でも美しく見えるのだと!中二病的に思うのです!