コンセプト更新

コンセプトを書き換えました。





 幼い頃にTVゲームが禁止されていて友達の家に行っては友達がプレイしているその後ろでプレイ画面をスケッチしたり、ゲーム機を持っていないのに攻略本を買ったり借りたりして家に帰ってから夜な夜な一人、架空のステージやRPGの世界設定を考えノートや紙の上で妄想遊びをしていた。元々絵を描くのが好きだったのもあるけれどゲーム画面の強烈な色彩や海や炎、空、雲、山々、大地、町、人々、光、ビームの閃光などの独特な表現の美しい世界観に惹かれノートや紙切れの上で何とか表現しようとしていて当時の僕にとってのアートだった。流行の漫画やキャラクターを真似て描いた自作の漫画やイラストを友達と交換したりするのは学校のクラスなどで流行っていたが、意味不明な紙切れの落書き、妄想ノートの過剰な世界は友達に気持ち悪がられたり、ゲームを持ってなくて妄想で一人遊びをしている可哀想でイタいやつと思われるのが怖くて見せられなかった。そういったもどかしい現実に晒され孤独を感じ自分は変態なのかもしれないと思い悩んでも何故か止まらず描き続け拡大し続ける己の欲望の世界。黒歴史。

 非生産的で無意味だけど表現したいというイノセントな想いから生まれる凶暴で剥き出しな想像力、知性、渇望、業、自由。

 どう足掻いてもその時の源体験が今の絵や架空の歴史ノートのルーツだ。そして身勝手かもしれないけれど、美大に入りアートという名の下、何をやっても自由、おかしいことをやった者勝ちという免罪符を手に入れた僕はあの黒歴史を堂々と蘇らせられる思い、もう一度世に解放しようと考えた。と同時に自分自身に対するチャレンジでもある。

今年4月から描き始めた絵画。