Biography







設楽陸
Riku shitara

私にとって創造することは自己の内面を探る大いなる旅。表れる形、図像、色彩、メッセージ、法則、構図全てが自分の意識、無意識の帝国「INNERVISIONS」なのです。

 幼少期、ゲーム機を買い与えてもらえなかったフラストレーションから紙やノートにTVゲームの世界観を模写し、自身考案したキャラクターを使ってその上で独り遊びをしていた事と喘息持ちで体が弱く学校の体育の時間は、そのノートと紙を図書室に持ち込み歴史書に登場する英雄達や人々が織り成す物語、資料として掲載されていた絵画や挿し絵、彫刻、建築、写真を模写、自身の世界に取り込んだ事で巨大化、空虚化した創造力の源泉として絵画、ドローイング、ノート、陶、立体の多様性とエンターテイメント性を背景に作品を制作している。

ゲームのビビッドで極端なまでにデフォルメされた世界観と設定、歴史の虚構と真実の物語、自身の不自由な体と精神が渇望する世界、それら有象無象な帝国「INNERVISIONS」を繰り返し繰り返し見つめ直し描こうとすることで自分の創造のルーツや歴史を探り出し独創性という領域に昇華させようとしていました。この一連の作業は個人の虚構やノスタルジアを体現するだけの取るに足らないことなのかもしれません。しかし、ART自体が虚構であるように、人が常に虚構を必要としているように、大量の虚構を消費してきたように、虚構を虚構として切り離すのではなく虚構を現実の延長線上として捉え一つの世界として共有し描く事で純度の高い創造物を生み出そうとしているのです。



略歴
1985年 愛知県に生まれ
2008年 名古屋造形芸術大学 美術学科 総合造形コース卒業

個展
2009  parallel  realityCAS /大阪)
2011  シミュレーテッドレアリズム(ギャラリーM /愛知県)
2012年 サルと兵士と爆弾と僕(ギャラリーM /愛知県)

グループ展
2008  TRANSIT 2008 (カーネギーメロン大学ミラーギャラリー/ピッツバーグ)
     Dual Life (愛知県美術館ギャラリー/名古屋)
2010年 あいちアートの森  (東陽倉庫テナントビル/名古屋)
2008  Asia Students and Young  Artists Art  Festival  (ソウル旧駅舎/ソウル)
2010年 感じる世界、紡ぎだす物語 (ギャラリーM/愛知県)
2012年 ポジション2012(名古屋市美術館/名古屋)
              モニターとコントローラーの向こう側へ(ニュートロン東京/東京)
2013    Flesh and bone (海岸通ギャラリーCASO/大阪)
2015年 Sky Over 1 (アートラボあいち大津橋/名古屋)
2016年 設楽陸&矢島与萌【MATANOZOKI】(gallery blanka/名古屋)
              となりの人びとー現代美術 in 春日井(春日井文化フォーラム/愛知)
     PLAY vol.1-表現における遊戯性-  (かわら美術館/高浜市)
2017   sign-pos  設楽陸、鈴木一太郎二人展  (art space & cafe barrack/瀬戸市)
              惑星ノマ――PLANET NO-MA  
(ボーダレス・アートミュージアムNOMA/滋賀県)

2018  なごや寺町アートプロジェクト×タネリスタジオ現代美術展 EMPOWERS 寺町とアート、繋がる輪の物語(寺町/名古屋)